仮想通貨の欠点を補う新通貨サーガ

仮想通貨の欠点を補う新通貨サーガ

新仮想通貨サーガ(Saga)

仮想通貨は、価格変動の大きさと先行きの規制強化への懸念が大きな課題となっていますが、
そのどちらにも対応する新たな仮想通貨を発行する構想が進められています。
それが、新しく発行される仮想通貨サーガ(Saga)です。

発行するのはスイスのサーガ財団で、諮問委員会にはJPモルガン会長で、元イスラエル銀行総裁のジェイコブ・フレンケル氏、ノーベル経済学賞受賞者のマイロン・ショールズ氏、VIX指数(株式相場の変動性指数/「恐怖指数」ともいわれる)の考案者の1人であるダン・ガライ氏が加わっています。

価格変動の低下を目指す

サーガ(Saga)の供給量は、市場の需要によって調整されていくという。
サーガ(Saga)は、法定通貨のバスケットで銀行に預け入れた準備金を裏付けます。
準備金の構成は、米ドルの比重が大きい国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)と同一となる(1SDR=0.58252米ドル+0.38671ユーロ+11.900日本円+0.085946イギリスポンド+1.0174人民元)
通貨保有者は現金との交換で返金を求めることができるという。
詳細は明らかにされていないが、常に一定レート(例えば1サーガ=1SDR)でSDRとの交換が保証されるのであれば、SDR対比で価格変動はなくなることになります。
こうした仕組みは、仮想通貨の決済手段としての利用を難しくしている価格変動を低下させることにあります。

また、保有にはマネーロンダリング(資金洗浄)防止のため、本人確認を要件とし、必要に応じて当局が身元を確認するとしています。

受け入れられやすい通貨に

サーガ(Saga)は、規制当局が金融犯罪に利用される危険を問題視している匿名性も排除し、規制当局に受け入れられすい設計となります。
仮想通貨の2つの大きな弱点に対応する新たな試みとなり、この方法が成功すれば決済方法として需要が広がる可能性は大いにあり得ます。

兌換通貨になる可能性

SDRと交換することを保証するということで兌換通貨と言えそうですが、そうなるとサーガ(Saga)を仮想通貨と呼ぶべきかどうかという声があがりそうです。
(中央管理者を必要とせず管理されないという仮想通貨の理念と異なるため)

また、兌換の要素が含まれると投資・投機としての魅力は低下するので、取引量は現在に比べて少なくなります。

今ある仮想通貨の欠点を補うために考案されている仮想通貨が、
現在の仮想通貨を支える理念を否定する設計となってしまう理由として、これまでの仮想通貨の理念からくる設計では限界が来ている、という事ではないでしょうか。

ともあれ、サーガ(Saga)そのものは、発行されれば世界中から注目を集めることになりそうです。
※サーガ財団は、投資家などから既に3000万ドル(31.5億円)を調達済みです。

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