仮想通貨ダメ、ブロックチェーンOK??

仮想通貨ダメ、ブロックチェーンOK??

仮想通貨はブロックチェーンの最初のユースケース

ブロックチェーンは可能性のある技術だけど、仮想通貨はダメだよね。

最近、ブロックチェーンと仮想通貨を巡る議論で、こういう声をよく耳にする。
たしかに、仮想通貨は色々と問題が浮き彫りになってきている。

世界のあちこちで取引所がハッキングされているし、仮想通貨はマネーロンダリング(資金洗浄)や犯罪に使いやすい。
次々に登場するICO(Initial Coin Offering)プロジェクトも、実現性には首をかしげざるをえないものが多い。

 しかし、こうした議論には、どうしても抜け落ちている論点があると感じる。

仮想通貨のリスクを重く見る有識者

今年5月22日に開かれた金融庁の有識者会議「仮想通貨交換業に関する研究会」では、この問題が議論された。事務局を務める金融庁が、有識者に示した「討議いただきたい事項」のひとつに、次のような議題が含まれていた。

仮想通貨とブロックチェーン技術とを峻別(しゅんべつ)し、前者についてはリスク、後者についてはプラスの面を指摘する声がある一方、両者は密接不可分であり、仮想通貨を離れてブロックチェーン技術の発展は見込まれないとの声もあることについて、どう考えるか。

  • 仮想通貨=リスクを指摘、ブロックチェーン=プラスの面を指摘
  • 仮想通貨がないと、ブロックチェーン技術の発展は見込まれない

仮想通貨はブロックチェーンと不可分か?

ブロックチェーンは、自律的にネットワークが管理され、広がっていく特徴がある。そして、ネットワークの自律性を確保するおもな仕組みが、マイニングだ。

仮想通貨の取引を確定する計算作業にマシンパワーを提供すると報酬が支払われる。この報酬を受け取るため、世界中の企業や個人がマイニングに参加している。さまざまな方式があるが、ブロックチェーンは、不特定多数の人々の金銭欲に支えられて成り立っている面がある。

ブロックチェーンの自律性に着目したプロジェクトも、世界のあちこちで立ち上がっている。
ブロックチェーンを使って、世界中からコンピュータのマシンパワーの一部を提供してもらい、容量の大きな高画質の動画を配信するサービスや、パソコンの余ったストレージを共有するクラウドストレージのようなサービスの開発も進んでいる。

こうしたサービスが、中央に管理者を置かず自律的に動くためには、貢献した人に支払われる仮想通貨の存在が必須だ。この場合ブロックチェーンと仮想通貨は、金融庁の問いかけでも触れられていたように「密接不可分」な関係となる。

「仮想通貨ダメ」と言いきるのは早計

現状、仮想通貨はリスクの方が大きいけれど、ブロックチェーンの方はプラスの面の方が大きいという評価は一般的だとは思いますが、これが今後どうなのかということに関しては、決め打ちは必ずしも適切ではないのではないか。

お役所の有識者会議というと退屈そうなイメージがあるが、幅広い分野の専門家が、さまざまな立場からブロックチェーンと仮想通貨について意見を交わす研究会は、なかなか刺激的だ。

しばらくは、議論とイノベーションの行方を、楽しんで見守るのがよさそうだ。
引用:http://ascii.jp

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